7年間のひきこもりからYSカウンセラーへの軌跡(Vol.33)
愛する人が笑顔でいられる環境作り
サンタクロースは、
子供の喜ぶプレゼントをする。
しかし、営業マンの勝手な思い込みで、
プレゼントをすると、お客様は離れていく。
無理矢理手渡されるティッシュや
試供品のサプリメントのように、
必要ないものを渡されても、ただ困惑するだけ。
「営業マン、お断りの表札がある」ということは、
お客様の欲求を引き出していない証拠。
お客様の欲求を引き出して、
何を望んでいるのか、どういう問題を解決したいのか、
十分に聴き出さないと、すぐに断られてしまう。
相手の欲求をそのまま提案すると、
「分かってくれた」と感じて、心を開いてくれる。
*画像はイメージです
オウム返しを意識して、
会話ができるようになると、
自分の思い込みで理解しなくなる。
「コーヒーがほしい」と言って、
「コーラが出てきたら、何も分かってくれない」と感じてしまう。
例えるなら、営業マンに「のどが渇いているんですね」と返されて、
「あなたの欲求実現のお手伝いをしている」と言われるようなもの。
矢が飛んできたところに、
的の中心を当てることができるようになると、
人間関係で悩まなくなる。
最近は、自己紹介をしなくても、
目の前の人が悩みを打ち明けてくれることが増えてきた。
価値観が崩れていけばいくほど、
個体意識が消えて、全体意識に目覚めていく。
ファミレスで友人とお茶をしているときに、
見ず知らずのおじいさんから
声をかけられたことがあった。
「ファミレスで声をかけられたことがない」と、
そのおじいさんに伝えると、
「私も、ファミレスで声をかけたくなったのはあなたが初めて」と、
満面の笑顔で応えてくださった。
いきなり悩みを打ち明けてくださって、
何が起こったのか、瞬時に理解できなかった。
また、電車で隣の人から恋愛相談を受けたこともあった。
20代前半の女性で、髪をガンガンに染めていた。
「外見で私のことを見てくる」という言葉に、
悲痛な想いがひしひしと伝わってきた。
別れ際、「お兄さん、私の話しを聴いてくれてありがとう」と、
すっきりした表情で話された笑顔が、心に残った。
愛する人が笑顔でいられる環境を作ることが、
私の役割だと教えてくれた。
目の前に示されたメッセージを解読していくと、
これまでの出来事が、ひとつに集束してきた。
*「7年間のひきこもりからYSカウンセラーへの軌跡」
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