昨日の記事「書店で3倍本を売るには、コンセプトが必要」では、〝スピ本も最高の作品群を構成するファクターであるととらえているオタクの人たちがいる〟ということに触れさせていただきました。
そうは言っても、「オタクがスピリチュアルを好むの?」と、あなたは思うかもしれませんね。
実は、それが好んでいるのです。いえ、まだスピリチュアルに来ていないオタク層の方々も数多くいらっしゃると思いますが、全てはこれから始まる世の中の動きに注目しておいてください。
今後は雪崩を打って、オタクな方々が、そしてオタクの方々に向けて素晴らしいコンテンツを提供しようとしている方々が、スピリチュアルな方面に、さらにさらに参入してくると思います。
例えばスピリチュアルな用語に、「次元上昇」という言葉があります。「次元」 というキーワードは、当然、 オタクな方が好む作品群に数多く登場します。漫画やアニメの平面の世界も二次元といい、現実世界を三次元と言いますね。作品世界には多次元解釈、平行世界、さらに言えば現代よりも意識的にも科学的にも遥かに進んでいた超古代文明が舞台となる作品もあります。
このようなテーマを扱ったスピリチュアル本はかなりあります。こうなってくると、 SF、 ファンタジー、スピリチュアルの境目はなくなってきますね。他にも僕が書店営業をしていた地代から「量子論」を扱ったスピ本がかなり注目されていて、今では量子コンピュータが実際に稼働する時代になりました。
当時の僕が秋葉原の書店で開催してもらったスピ本フェアで用意したのは、そういった「秋葉のオタク層」が好みそうな本だったのです。
量子論と言えば、心の専門家、佐藤康行先生もその著書『真我』で、いきなり真理を得る意味での「クォンタム・ジャンプ(量子的飛躍)」に言及されていますね。
2045年にはAIが〝シンギュラリティ〟を迎えると言われるこの21世紀では、テクノロジーの爆発的な進化とともに、人間の霊性もより顕著に発揮されてくる時代になるでしょう。
このビッグウェーブに、乗り遅れるわけにはいきませんね!
それではまた!