それでは、聴き方教室を開催するYSカウンセラーの瀧本裕喜さんに、
聴き方教室のことについて詳しくお聞きしていきます。
★インタビュー1:
——コミュニケーション能力をアップさせることを目的とした、
「話し方」の教室は世の中にたくさんあります。
しかし、瀧本さんが開催されている「聴き方」についての教室は、
今まで聞いたことがありませんでした。なぜ、「話し方」とは反対の、
「聴き方」を教える教室を開いているのですか?
瀧本:人は、誰にも言えない悩みを分かってくれたと感じたとき、
素直に自分の気持ちと向き合えることができるようになります。
「あなたが見えている世界は、どういう世界なの?」と、
聴かせてもらう感じで話しを聴くと、のびのびと自由に自分のことを話します。
相手の内側に示された答えに対して、一緒になって応援してあげると、
安心して心を掘り下げることができます。
私自身の例でいえば、
「ひきこもりのときが、一番つらかったと、なぜ言わない」と、
質問者の中で答えが決まっている場面が、何度かありました。
実際のところ、立ち直ったときが一番大変だったのですが、
それを言わせない雰囲気が、質問者にありました。
「どこが痒いのか聴かない」と分からないのに、自分の思い込みで
「ここが痒い」と決めつけている人が多かったです。
特に、経験したこともないことを、本を読んだ知識をもとに、
体験者のように語られると、表面的な関係で終わってしまうことが
分かってきました。
また、経験している人ほど、専門家以上に詳しく、
「何も事情を知らないのにアドバイスをされると腹が立つ」と、
悩んでいる人が、真剣に話されていました。
プロのカウンセラーがいなくても、
安心して心をさらけ出せる環境を作っていきたいと思い、
聴き方教室をはじめました。
*次回(インタビュー2)はこちら
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