7年間のひきこもりからYSカウンセラーへの軌跡(Vol.35)
質問することの意味
知らない人に「新宿駅は、どちらですか?」と
不意に、新宿駅で質問されたことがある。
「何線に乗りますか?」と質問したところ、
「JR線です」と返ってきた。
新宿駅には、JR線、京王線、小田急線、
都営新宿線、都営大江戸線、丸の内線、西武新宿線がある。
相手の状況を全く理解しないで、「新宿駅は、あちらです」と
自分の思い込みで返していたら、目的を果たせなかったに違いない。
このように質問することで、
相手の思っていることが明確になる。
どうしても自分の見ている世界を、
隣の人も同じように見ていると錯覚しがち。
「どこが痒いのか」と質問しないと分からないのに、
現実生活では、私の思い込みで「ここが痒い」と決めつけてしまう。
「あなたが見ている世界は、どういう世界なの?」と、
聴かせてもらう感じで話しを聴くと、
相手を思い込みで理解しなくなる。
また、「そういう風に見えているの」と確認しながら、
相手から素晴らしさを引き出すような感じで聴くと、
いきいきした表情で、目の前の人が話してくれる。
*画像はイメージです
時に、同じ内容でも角度の違う言葉で質問すると、
思いもよらぬ発見があって、大変喜ばれたことがあった。
例えば、人生の意味を問うような質問。
「あなたにとって、一番意味のあることは、何ですか?」
「あなたにとって、最後まで譲れないものは、何ですか?」
「一番妥協したくないことは、何ですか?」
「自分らしさを実感できるときは、どんなときですか?」
「寝食を忘れて、夢中になったときはありますか?」
同じようなことを言わんとしていても、
それぞれ個性が違うように、質問の表現が変わってくる。
相手が話す言語で質問すると、
自分と話しているような感覚になる。
分離意識が生まれなくなると、
共通意識が目覚めていくのを目の当たりにした。
*「7年間のひきこもりからYSカウンセラーへの軌跡」
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