おはようございます、中里です。
誰かが言った言葉でしょうけれど、他人と過去は変えられないというのは、本当なのでしょうか? 心の専門家、佐藤康行先生は「過去は自由に変えられる」とおっしゃっています。この一言を一冊の本にまでしてしまわれたくらいです。
僕たちは日々生活しているなかで、認識、知識が必要です。それがなければ、電車にすら乗れません。箸すら持てないでしょう。
しかし、この認識、知識は不変なのでしょうか?いえ、変わらない方がむしろ不自然です。
僕がよく行く書店で、閉店の時に店内に流れる音楽があります。一般的には、よく「螢の光」の曲を流すお店があるかと思いますが、その書店では違う曲を流していました。心休まるような、ゆったりな曲です。
でも、ある日、僕が真っ昼間にその書店に行ったら、店内に閉店時の曲が流れていたのです! とは言え、もちろん書店は絶賛営業中でしたから、僕の頭の中は一瞬、「???」になりました。こんな早くに閉店するわけがないからです。
おはようございます、中里です。
ということは、答えはひとつ。その曲は、閉店の曲ではなかったのです。僕はいつもその書店に、閉店間際に行っていましたので、いつも店内に流れている曲を、勝手に閉店の曲だと勘違いしていただけなのでした。
今挙げたのはとても身近な例ですが、僕たちはこんな細かい勘違いをいたるところで繰り広げている可能性があります。その小さな勘違いが原因となって、そのズレはいずれ大きな災禍の元となる。もしそうだとしたら、とても怖いことですよね。
でも、逆に言えば、本当の姿に気がついたとき、すべての勘違いは解消できるとも言えます。ここに救いがあるように思うのです。
それではまた!