衆院選間近です。今回は、世界のなかで日本のあるべき姿を決める
選挙になりそうです。
領土問題に揺れた2012年でしたので、いろいろ勇ましいことを言う政治家、
政党が出てきていますね。例えば、核武装をシミュレーションしようだとか、
憲法を改正しようだとか。
この憲法改正というのは、平和憲法から戦争ができる憲法へ
変えることを意味しているのでしょうか?
だとしたら、疑問です。
自衛隊を軍隊にして、核武装して、徴兵制にして、日本を守る。
その、日本を守るという気持ちは本当に素晴らしいと思います。
しかしですね、僕が思うのは、本当に日本を守りたかったら、
敵をつくらないことが一番だと思うのです。
たとえば、いま太平洋の覇権を争っているように見える
中国、アメリカのどちらにつくのかではなく、両方とうまくやる。
このあたり、人間関係と同じだと思うのです。
AくんとBくんがケンカしてたら、絶対にどちらかに
つかなくてはならないのか?そんな決まりはありません。
Aくん、Bくんの両方と仲良くできるのが一番なんだから、
そうすればいい。
我関せずと距離を置くわけにはいきません。
中国も、アメリカも、海を隔てた隣国ですから、
関わり合わないわけにはいきませんものね。
地球も狭くなってきていますし・・・。
また、例えば中国に対抗するインドなどとも仲良くすれば、
結局は多数の国と友好関係を結ぶ日本と、
敵対することは損なことが、中国にもわかるはずです。
日本は、核武装などせず、核保有国とも友好関係を結ぶ。
そして、核兵器のない国だからこそ、世界中の国々に対して
核兵器を減らしていこうと、メッセージを発することが
できるのではないでしょうか。
ですので、憲法を改正するかどうかというのは、
どのように外交を展開していくか、そのビジョンと同時に
考えていかなければならないのではと思います。
そして、友好的外交の経験値を積んでいくことに特化すれば、
平和憲法を捨て去ること、核武装することなどは
悪手であることがすぐにわかるのではないでしょうか。
平和憲法を押し出し、友好的外交を行うことで、
むしろ安全保障を確保できると感じます。
そして、その方針に賛同してくれる国が増えてくれば、
世界平和も自ずと実現してくるはずです。
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