一般的に、アルコールや薬物の依存、中毒症状は
完治させるのがとても難しいと言われています。
アルコール依存、薬物依存に陥った本人、家族をカウンセリングし、
見事に立ち直らせた経緯がドキュメンタリーで描かれているのが、
今回紹介する書籍『奇跡を呼び込む 「わがままスッキリノート』です。
著者である佐藤康行氏によると、人間関係や仕事がうまくいかないのも、
依存の心が原因となっていることがあるのだそうです。
そのために起こる心の葛藤が、現象面として人間関係や仕事のなかで、
歪みとして現れてくるのだとしたら、この本が提示する解決策は
一般的に依存症とされる方やご家族だけでなく、
多くの方に当てはまるのではないでしょうか。
その解決策について、本の帯文を引用します。
摂食障害とアルコール依存症や薬物依存症の違いは、『愛の不足』を食べ物で補うか、
お酒や薬物で補うかの違いでしかありません。基本はまったく同じです。
そして、これらの原因は一つ、それは心の中が『愛』で満たされていない
不足感なのです。
実は、僕も父親をアルコール依存が原因となった病気で亡くしているので、
この本に書かれている治療が真実であるという実感があります。
ご自身やご家族が依存症であるとか、または、人間関係など
苦しみの中にある方にこそ、読んでいただきたい本です。
薬やアドバイスで改善に導くのではなく、悩みのなかにあるご本人が
本来持っている強さを引き出す方法について、現実的に書かれた本です。
そのため、現代医療の限界を感じていて、次のステップに進みたい方に
最適だと思います。