転職から天職へ(Vol.7)~雇用の男女均等を実現するには?~

男性のコピーを求めることこそ〝男尊女卑〟

かつての世の中には、男尊女卑の風潮がありました。
この風潮は、日本のみならず世界的なものだったと思います。

男尊女卑とは文字通り男性が尊く、女性が卑しいという観念を通じて
人を見るということです。これは、差別以外の何者でもなく、
もしまだ残っているなら一刻も早く廃絶するべきものだと思います。

ただ、差別を無くすためという名目で、均質的な枠を個人に
あてはめてしまうことには、気をつけなくてはなりません。

代表的な例が、これまでの男性像に沿った仕事を女性に求めることです。
そして女性がそれに気づかず、男性のコピーになってしまうことです。

女性だからという理由で職業選択の幅が狭まってしまうのは論外ですが、
かと言って、かつての男性のように女性が仕事をしなくてはならないかと言うと、
これからの時代は、それも違う気がするのです。

現在の日本社会では、すでに終身雇用制度の基盤が揺らいでいます。
1980年代に80%だった正社員比率は、40%程度にまで落ち込みました。

長引く不況で企業が利益を出しにくい時代ですから、正社員一人当たりの
仕事量は増えており、仕事の質を維持する難度があがっています。

組織内ではメンタルケアが必要となり、モチベーションの管理も
年を追うごとに難しくなっているはずです。

このような状況では、「男性と女性に同じ仕事を」という目標設定自体に
無理が生じています。男性ですら、人間性をないがしろにされた仕事を
している可能性があるからです。その男性と同じ立場に女性がなろうとするのは、
全くナンセンスです。

現代は、男性のコピーになることを目指して、女性本来の素晴らしさが
スポイルされる社会だとしたら、それこそ女性の尊厳を無視した
男尊女卑的な社会だと言えるのではないでしょうか。

全体的な調和が、問題を解決する

まず優先されるべきことは、男性だから、女性だからではなく、人間として
あるべき姿とは何なのか、その問いに答えを出すことだと思います。

極端に言えば、男女双方が血眼になって高給を求めたり、
人の上に立つことを目標にすべきなのか、ということです。

男性の真似をすることが、真に女性に求められた
時代の要請ではないはずです。性別は関係なく、各人が各人の適性のもと、
才能を花開かせて幸せになることが、現代に求められる人間の生き方のはずです。

そのような社会になっていないにもかかわらず、女性が男性のコピーに
なることを社会が推進しようとしているなら、社会はより混乱し、疲弊していくでしょう。

これではいくら男尊女卑を是正できたとしても、貧富の格差、そして肩書きが
ある人が偉いといった風潮は改まらず、長期的に見れば心の闇が
拡大していくことになってしまいます。

すべての問題を解決するには、全体的な調和が必要です。現代社会は、
自分の行いがあっという間にフィードバックされる、良くも悪くもダイレクトな
世の中になりつつあります。それは、地球が狭くなったとも表現できます。

お金を持つこと、権力をもつことに人生の目標を置いても、
調和していなければ結果はついてはこないでしょう。

それよりも、地球的な調和に人生の価値を置くことで、結果的に収入を得て、
自然と人を率いる立場に促されていくのではないでしょうか。
これは夢物語ではありません。地球が狭くなってきたからこそ、
むしろ理想的な社会が実現可能になってきているのだと言えます。

その価値観のなかには、すでに男だから、女だからといった主張は無いはずです。
誰しもが天から与えられた役目を果たしていくことが、調和そのものだからです。

「調和した地球」という状態は、とても力強いエネルギーを放ちます。
この絶対的なエネルギーフィールドが顕現された暁には、男尊女卑も貧富の差も、
社会には存在できなくなっているでしょう。

そしてその時こそが、雇用の均等が実現されるのです。
なぜならその時、私たちの心の中に、男尊女卑も貧富の差も存在していないからです。

お読みいただき、ありがとうございました。

by YSカウンセラー 中里昌克

*「転職から天職へ」Vol.6はこちら / Vol.8はこちら / 記事一覧はこちら

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