7年間のひきこもりからYSカウンセラーへの軌跡(Vol.13)〜自分の中にすべての答えがあった〜

分かってあげることの本質

YSカウンセリングを実践していくと、
相手を分かってあげることが、
究極の喜びのように感じられる。

今まで理解されない経験があったからこそ、
どのようにしたら、目の前の人が心を開いてくれるのか、
手に取るように分かるようになってきた。

「あなたは、素直すぎて社会に適応できない」
「会社経験がないから、100%ビジネスで失敗する」など、
自分のことを分かってもらえない経験がそのまますべて、
YSカウンセリングに活かすことができた。

ほとんどの場合、アドバイスを与える人は、
相手の不完全を見て、「自分が正しい」と思い、
感情を逆撫でするような、余計なことを言ってしまう。

「あの人はダメ」と、自分の業で相手の不完全を責めると、
自分が認めたものが現れてきてしまう。

目の前の人の完全性を見て、話しをすると、
相手は話しをすればするほど、自分が認められていることが分かる。
そして、深いところの自分が認められていることが分かって、
偽我の自分が消え、もともと在る真我の自分が引き出されていく。

例えば、恋人同士の会話で筆頭に上がるのは、
「私と仕事、どちらを取るの?」という二者択一の質問。

私を選択すると、「仕事をどうするの」と責められ、
仕事を選択すると、「私のことを愛してない」と責められる。

また誠実な人ほど、哲学者のように考え込んでしまい、
優柔不断という烙印が押される。

愛する恋人のことを「分かってあげよう」と意識すると、
表面的な質問に応えるのではなく、
「何か不満なことでもあるの?」とか
「一緒にいる時間が作れなくて、ごめんね」など、
自然と愛の会話になっていく。

「あなたがいるおかげで、私の仕事が忙しくなった。
いつも支えてくれて、本当にありがとう」という、
深いところを認めて返していくと、
もともと在る真我の愛が引き出されていく。

心のことに興味、関心がない人も、
好きな人のことでは真剣に悩んでいる。

 

自分が変われば、相手が変わる

これまでカウンセリングをしていく中で、
「私が捉えていたカウンセリングとは、全く違っていました。
自分の中にすべての答えがあったんですね」と言われると、
これまで悩み抜いてきたことが、全肯定できる。

実は、相談者に救われるのは、
カウンセラー自身だということが、
感覚的に掴めるようになってきた。

これまで不条理で納得できなかった出来事が、
ありのままに認められるようになってきたのも、
相談者が真我に目覚めて変わっていくことが、
大きな確信となり、礎になっている。

昨日までの自分があるからこそ、
今に集中することができる。

そして、今に集中することが、
未来の自分を描き出していく。

「この出来事が良くて、あの出来事が悪い」
という価値観で、物事を見ていくと、
示されていることの本質が、全く見えなくなってしまう。

自分の心が透明になればなるほど、
相談者は、自分の心を開いてくれる。

「自分が変われば、相手が変わる」ということを、
YSカウンセリングを実践していく中で、
体感として分かるようになってきた。

 

by YSカウンセラー 瀧本裕喜

*「7年間のひきこもりからYSカウンセラーへの軌跡」
Vol.12はこちら  /  Vol.14はこちら  /  記事一覧はこちら

 

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