引き出すのは、「ためいき」の奥にある気持ち

周りの変化を認めることで、自分自身の方向性に確信が持て、
さらに踏み込めるから自己実現が加速していく。

今までお話を伺っていて、そういった流れに
YSカウンセラーの瀧本裕喜さんご自身が入っておられるのだと感じました。

今回は、前回のインタビューで気になった〝あるキーワード〟について
深くお聞きしてみたいと思います。

 

★インタビュー4:

——瀧本さんと周囲の方との関係がうまく回り出していく、
その様子が目に浮かぶようです。

瀧本さんは「世界中のためいきを形にすること」に一番やりがいを
感じられるそうですが、形にしてしまうと、ためいきが出るような問題が
クローズアップされて、余計に滅入ってしまう気がします。

この点をもう少し詳しく教えて頂けますか?


瀧本:「世界中のためいきを形にする」という発想は、
高校時代の美術家の友人が、自分の作品がなかなか評価されなくて、
ためいきを洩らしたところから、はじまっています。

どんなに素晴らしい作品を作り上げても、
それを受け止められる感性がないと、
時代が「価値のないもの」と評価してしまいます。

もし偉大なるゴッホの気持ちが理解できる人がいたら、
最期の結末は変わっていたかもしれません。

また、耳が聴こえなくなった、ベートーヴェンのことを、
分かろうとする人がそばにいたら、心が軽くなるのではないでしょうか?

芸術家と呼ばれる人は、ためいきを作品にすることで、
自分の気持ちを表現しているように感じます。

ムンクの『叫び』を初めて見たとき、
自分の分かってくれる人を切実に求めているように感じました。

今、クローズアップされている問題は、
表面化されていて、すぐに手が打てます。

余計に滅入ってしまうのは、
それがどれほど重要な問題なのか、
自覚できたからではないでしょうか?

私自身の例でいうと、100kg以上の体形だった頃、
鏡を見る度に、「早く痩せなさい」と言われている感じがしました。

30kg以上減量に成功したからこそ、
心のストレスが脂肪に変わったことが手に取るように分かります。

「ためいき」という表現の奥にある気持ちを、
引き出すことに専念したい決意の証が、
「世界中のためいきを形にする」という表現になったのだと思います。

 

*前回(インタビュー3)はこちら / 次回(インタビュー5)はこちら

 

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