日出づる国の行方(Vol.14)~戦国時代vs現代、食文化の壁(中編)~

前回のコラムでは戦国時代ならではの食文化について語ったが、
今回は現代に目を向けて、若者や主婦、サラリーマンから
絶大な支持を得ている「コンビニ弁当」について書いてみたい。

過去、西日本新聞社発行のブックレット、
『食卓の向こう側(2005年)』にて「福岡県内の養豚農家で、
あるコンビニの弁当やおにぎりを母豚に毎日3キロずつ
与えたところ、奇形や死産が相次いでいたことが分った」
との記事が掲載され、話題になったことがあった。

もう少し詳細を加えると、

『福岡県内の養豚農家であるコンビニの弁当やおにぎりを
母豚に毎日3キロずつ与えたところ、豚の妊娠期間である
114日後のお産で、死産が相次ぎ、やっと生まれた子豚も、
奇形だったり虚弱体質ですぐに死に、透明なはずの羊水が
コーヒー色に濁っていたという。
与えたコンビニ食は、回収業者が持ち込んだものである。
期限切れとはいえ、腐っているわけではなく、農家の主が
「ちょっとつまもうか」と思うほどの品だった。
当初の目的は月20万円のえさ代を浮かせることだった』

という内容だ。

*画像はイメージです

食べ物のバランスの偏りに対して一番強いのは人間だけであり、
豚や牛などの家畜、犬や猫などのペット等々は非常に弱いのだ。
もちろん、塩分や糖分の過剰摂取などについては人間も
すべての動物たちも弱いのは当然のことだが。

この、福岡県内で発生した事例は「コンビニ弁当が有害である」
ということを証明したものではなく、あくまでも
「動物に与えるべきものではないものを“与え続けた”結果」
こうなっただけのことである。

「えさ代を浮かすため」という、人間の私欲やエゴなどで
単に動物を苦しめてしまっただけなのである。

妊娠をしている家畜など特にデリケートなため、特別なケアも
必要なのに、“残飯”を与え続ければどうなってしまうかなど
容易に想像がつくはずである。

それでは、コンビニ弁当とは一体どういったものなのだろうか。
コンビニ弁当の大きな特徴として、

・油物(脂質)がメイン
・塩分が多い
・食物繊維・野菜がかなり不足

などが挙げられるだろう。(“外食全般に言える”ことではある)

高脂質であり、一般家庭では決して使われない食品添加物も
使用されている。

その「食品添加物」として、代表的なものを挙げるとすれば
「酸化防止剤」だろう。これは「保存するためのもの」で、
「腐敗」や「微生物の繁殖を防ぐ」ものである。

肉や油脂といったものはすぐに酸化しやすく、酸化脂肪という
物質に変化をし、酸化が進むと、過酸化脂肪になってしまう。
この過酸化脂肪は発ガン性が非常に高いもので、「酸化防止剤」は、
こうならないために使用するのだ。

もちろん安全基準をみたす量を使用しているため、
“すぐに身体に害はない“が、健康のことを考えると、
いくら安全といっても、毎日こういった化学的なものが
身体に入っていくのは決して好ましいことではない。

身体や皮膚のためには良くないことは事実である。
もし基準の量以上のものがを身体に入ると、皮膚疾患、生殖異常、
発ガン性が強くなる、不妊症の原因などの実験結果が
報告されている。入っていなければないほどよいといえるだろう。

代表的な「食品添加物」には、L-アスコルビン酸、エリソルビン酸、
カテキン、ジブチルヒドロキシトルエン、トコフェロール、
ブチルヒドロキシアニソールなどが挙げられる。

また、最近では「保存料、人口着色料は使用しておりません」と
いう表示が増えているが、実はこれには「塩」が多量に使用され、
且つその塩気を感じない薬品が使われているのである。

それ以外にも、防腐剤など多量の薬品類が使用されているのは、
皆さんもご存じの通りだろう。

次回は、これまで語った戦国時代と現代のコンビニ弁当に
代表される食文化を比較しながら、食の重要性に
さらに迫ってみたいと思う。

 

by マーケ・コンサル会社勤務/kazz

*「日出づる国の行方」Vol.13はこちら  /   Vol.15はこちら   /   記事一覧はこちら
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