言葉の意味は、あなたの心が決める

7年間のひきこもりからYSカウンセラーへの軌跡(Vol.29)

言葉の意味は、あなたの心が決める

 

「言葉の意味は辞書ではなく、
文章で決まる」と言ったようなことを、
国語の授業で習うことがある。

入試問題に出題されるような文章は、
正解がひとつになるように作られているから、
それを意識すれば、問題が解けるようになる。

ただ日常生活の場面で、それを必要以上にやると、
「あなたは、何も分かってくれない」と言われてしまう。

例えば、彼氏の愚痴を聴いているときに、
聴き手のあなたが、彼女と同じように出来事に入って、
「あんな奴と付き合うことはないよ」と返していく。

すると、目の前の話し手から、
「そこまで言う必要はないと思うけれど」と、
切り返されることがある。

ゆく河の流れは絶えずして、
しかも、もとの水に在らず。
鴨長明『方丈記』

心の動きを河の流れに、
例えると分かりやすい。

上流から見える景色と
中流から見える景色は、
全く違って見える。

中流から見える景色と、
下流から見える景色は、
全く違って見える。

実際に、カウンセリングの場面であったのは、
相談者の言葉をそのままオーム返しすると、
「私は、そんなこと言っていない」と切り出されたことだった。

心が変わってくると、
出来事に対する捉え方が変わってくるから、
見える景色も変わってくる。

3分間のやり取りで起こった出来事だった。
「大変申し訳ありません。私の理解力が足りませんでした。
詳しくお聴きしてもよろしいでしょうか?」と、瞬時に切り返した。

そのときは何が起こっているか、
全く分からなかった。

しばらくして、3分間で心が変わるくらい、
相手から深い本音を引き出せるようになったことが分かると、
その出来事に対する捉え方が、私の中で変わっていった。

いつも分かりやすい表現で、
自分の変化を認められるとは限らない。

その出来事を通して、分かったことは、
どんな変化球が来ても、臨機応変に対応できるように、
魂を磨かせてくれるということだった。

 

by YSカウンセラー 瀧本裕喜

*「7年間のひきこもりからYSカウンセラーへの軌跡」
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