日出づる国の行方(Vol.12)〜コミュニケーションの原点とは何か〜

今回のコラムは、前回Vol.11からの続きとなるので、
まだご覧いただいていない方は、ご一読頂きたい。

 

最後に

「子どもは親の背中を見て育つ」
私は、本当にそう思うのだ。

40歳になった今でも私は親の背中をしっかりと見続け、
いつしか追い越したいと思っている。

 

それは叶わないものかもしれないが、世界にただ一つしかない
唯一の家族の子どもとして、最期まで親の背中を見続け、
そして最期まで見届けたいと思っている。

これはひとえに自分の親に対する「感謝」の気持ちなのだ。


私自身も、子どもには自分の背中をしっかりと見せ続けたいと思うし、
子どもにも私の背中をしっかりと見続け、追いかけてもらいたいと
思っている。

「追いかけてもらえる」ような、そんな親であり続けたいと思うのだ。

 

それが、真の「親の姿」だと自分の親から気付かせてもらい、
学ばせてもらったからだ。

まずは、社会の最小単位である、「家族」がしっかりと寄り添うことが
必要だと私は考えている。コミュニケーションが必要だと考えている。

「家族」がそれを実現すれば、それは必ず社会全体へと広がっていく。

遥か昔、人々が寄り添うことで救われた時代があった。

 

そして、現代。

昨年の東日本大震災を経験した私たち「現代人」は「寄り添う」
というこの素敵な言葉の本当の意味を改めて知ったはずだ。

救われた多くの方々が事実存在し、今なお存在し続けているのだ。

 

だが、その一方では、人間としての本質を見つめ直さなければ
ならないとも言える様々な事態が急増しているのも事実だ。

「寄り添う」ことで、自分を含めどれだけの人たちを救うことが
できるのか互いに気付かなくてはならない。

 

「寄り添う」ことで、人間は真に生きることができ、真の喜びを
知ることができるのだと互いに気付かなくてはならない。

「寄り添う」ことで、傲慢な気持ちなどは消えて無くなり、
素直で謙虚な気持ちになれるのだと互いに気付かなくてはならない。

私は、本当にそう思うのだ。

 

現代の日本、そして日本人は今、未来を左右する重大な局面を
迎えていると言えよう。

全ては、現代の人たちの”気付き”にかかっているのだ。

 

by マーケ・コンサル会社勤務/kazz

*「日出づる国の行方」Vol.11はこちら  / Vol.13はこちら  / 記事一覧はこちら
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