現代日本と中国の関係

野田首相からの新書を韓国大統領が受け取りを拒否し、返送されてきた親書を
今度は日本側が受け取りを拒否。日韓の首脳、そして国民の心の扉が閉じようとする中、
野田首相が中国首相にも親書を送るとのことです。

詳しくはこちら

野田首相、中国主席に親書=きょうにも伝達
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120828-00000036-jij-pol

玄葉光一郎外相は28日午前の閣議後の記者会見で、野田佳彦首相が
胡錦濤中国国家主席宛てに親書を送る方針であることを明らかにした。

山口壮外務副大臣が同日中にも訪中し、中国側に手渡す。
外相は山口副大臣の訪中について「現下の日中の情勢、朝鮮半島を含めた
地域全体の情勢を踏まえた意思疎通を図らないといけない」と述べた。

外相は親書の内容については言及を避けたが、沖縄県の尖閣諸島をめぐり
日中の対立が深まる中、両国関係の重要性を確認するとともに、
冷静な対応を呼び掛けるとみられる。

中国に親書を送る理由は、尖閣諸島をめぐる領土問題に、一定の歯止めをかける
ためのようです。日本は領土問題を韓国やロシアとも抱えていますが、
すべてにおいて言えることは、欲と欲とがぶつかっているということです。

中国、ロシアといった国土の広い国は、民族の独立問題、宗教対立問題も抱えており、
問題はより複雑です。韓国は北朝鮮との対立もありますから、各国が内外にあらゆる
対立を抱えているのです。

現代日本には領土的野心は乏しいですが、周囲の国家との関係がここまで複雑化してくると、
問題に対応する形で問題を解決することは不可能だと思います。

なぜなら、問題を把握しきることが不可能だからです。何かの問題を解決したとしても、
実際は解決していないのですから、さらに問題をややこしくしてしまうかも知れません。

そのため、問題を解決するには新しい価値観を採用することが大切だと思います。
それは、お互いが相手の心情を認め、まずは存在自体を肯定するということです。

相手が大声を出すのは、中に抱えている葛藤があるからです。それを全部受け止めるのです。

また、相手側の態度の変化に期待せず、まずはこちら側から行っていくことが大切なのでは
ないでしょうか。そしてそれは外交レベルはもちろん、一般庶民でも行われいく必要があります。

とかく日本の国民は、政治家を駄目扱いしがちです。政治家も、庶民も人間です。
日本人も外国人も人間です。その境目なく、誰しもが自ら動き出したとき、
世界中が一気に変わっていくのではないでしょうか。

by 中里 昌克

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