自分に向いている仕事探しをすると、うつ病になる

おはようございます、中里です。

ここ7年ほどYSメソッドを実践してきて、仕事に対して少し、いえ、だいぶ意識的な変化が起こってきたのを感じます。これまでは、「自分は何をすべきなのか」というテーマに対して、いわゆる「職種的」に考えていたように思うのですが、それこそ、そもそもあまり意味が無く、メンタルの健康に対して言えばむしろ不健全であるということがわかってきました。

職種という枠が、自分を狭くする

「自分の天職は何か?」

あなたも、そんなことを考えたことがあるのではないでしょうか?

僕もそうでした。今、僕は40代ですが、20才くらいのときはいわゆる「クリエイティブ職」に憧れて、しかしいざそういった方面に進んでみるととてつもなく厳しい業界で、うつ状態になって仕事を辞めてしまいました。数ヶ月心を休めた後、どうせ嫌な想いをするなら給料の高い仕事のほうがいいだろうと、23才くらいで営業職に就きました。

営業は社会を知り、お客様のことを知るには大変勉強になりましたが、でも、自分の天職とはとても思えませんでした。これまた嫌で嫌でしかたがなくて、自分自身を見失い、迷走していました。はっきり言って、うつ状態を誤摩化しながら働いていたと思います。

その理由が、今ならわかるのです。それは、職種という枠に、自分を入れていたからです。

振り返ってみて、僕が魂の底から本当にやりたかったことが、当時は全く見えていなかったのが良くわかります。自分で自分をわかっていなかったんです。また、あの頃は本当にやりたいことをきちんと発見するこのメソッドがあることも知りませんでした。

僕が本当にやりたかったことは、「無限に素晴らしい自分で生ききる」ことだったのです。それを、例えば企画マンとか、営業マンとか、パイロットでも公務員でも何でもいいのですが、世間で言う「仕事」という枠に入れてしまうと、その枠が狭すぎて、おかしくなっていくのです。

 

職種を決める前に、やるべきことを知らなくてはならない

だから、まず先に知らなくてはならなかったのが、「本当は何がしたいか」なのです。いえ、もっと踏み込んで言えば、誰にでも「絶対にやらねばならない尊い使命」があります。

まずはこれを知らなくては、行き先自体を間違ってしまうのです。絶対にやらねばならない使命がわかれば、職種なんて後からついてくるし、職種がいくら移り変わったとしても、そこはどうでもいいわけです。

このページをお読みいただいているあなたは、もしかするとご自身の天職は何なのかということに、とても興味をお持ちの方なのかも知れません。むしろ、深く悩んでこられたのかも知れません。それは、この世に生を受けたご自身の命を最大限に活かしたいという、とても素晴らしい想いです。そんな気持ちを持っておられるあなたを、僕はとても尊敬しています。

だからこそ、職種的に天職をとらえるのは避けていただきたいのです。それをやってしまうと、真面目に考えれば考えるほど、心を病ませる結果になっていきます。世間的な常識で設定されている職種の概念では、あまりに素晴らしいあなたの実像が、入りきらないのです。

 

「素晴らしい自分」がスッキリ見渡せる!

僕が持っていた想いは、「この職種に就きたい」ということと、「より良い社会をつくりたい」ことでした。「より良い社会をつくる」と言えば聞こえがいいかも知れませんが、その想いがあったからこそ、逆にそれができない時期に、非常に苦しみました。そして、「より良い社会をつくる」ことすら、僕の本当の役割ではないことに気がつきました。

「より良い社会をつくろう!」と思ってしまうと、莫大な量の仕事をこなさなくてはなりません。それこそ、革命家にでもなるのか?と、また「職種」という枠に入ってしまうという間違いを犯すわけです。

そうではなく、もともと自分が「とてつもなく素晴らしい存在だ」と知ることが大変重要です。愛あふれる素晴らしいあなた。そのあなたがご自身でご自身の使命をスッキリ見渡すことができたとき、ごく自然にするべきこと、天職があたりまえのようにわかってくるのです。

僕の場合、今は「より良い社会をつくる」ことが崇高なことでも何でもなく、かっこつける必要もなく、自分が自然に振る舞っているだけで、自動的にその方向へ導かれているのがわかります。そうなった時、僕がうつ状態に陥ることは、もうあり得ないのです。

それが、YSメソッドで可能です。

仕事の悩み、仕事上のうつでお悩みの方に、東京駅前のYSこころのクリニックでは定期的に薬を使わない精神療法「YSメソッド」の説明会を行っています。

YSメソッド説明会(JR東京駅前で開催)

それではまた!

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