☆Earthスペシャルインタビュー☆ YSカウンセラー/瀧本裕喜さん
第4回:「YSカウンセリングで何が変わる?」
*第3回「YSカウンセリングの真髄」の記事はこちら
相談者は常に完全完璧である、という視点で接する
YSカウンセラー、瀧本さん。
今回は、瀧本さんがYSカウンセラーとしての活動を始めた理由と、
YSカウンセリングを受けて起こる変化に迫ります。
●ズバリ、なぜYSカウンセリングを始めたのですか?
それしか道がなかったんです(笑)。
普通、アルバイトに応募する際、履歴書を書いて面接すると思いますが、
7年間ひきこもった経歴がありながらピンピンしている人間に対して、
面接する側は微妙な表情をするんです。結果はもちろん、不採用でした。
普通の職業では、ひきこもった経験がいい悪い関係なく、
活かすことはあまりできなさそうです。
しかし逆に、YSカウンセリングを行っていく上では、
ひきこもった経験に意味がありました。その話をしただけで、
色々な世代の方が声をかけてくださるんです。
「実は私の知り合いがひきこもりで悩んでいるんです」とか、
私のひきこもり経験から、解決策を見出したい人が多いのです。
普通に社会で就職しようとすると、ひきこもりはいわゆる汚点と
捉えられるかも知れませんが、悩みのなかにある相談者からすれば、
同じ経験となります。
自分の努力でどうにもならなかった人ほど、輝かしい経歴を
もっている人がすごく眩しく見えて、本音が言えなかったりします。
ですから、ことカウンセリングで言えば、
私が今までやってきたことが全部活かせるのです。
確かに、アルバイトの採用担当者には、ひきこもった経験に対する
反応は良くありませんでした。しかし、なぜか経営者の方からは
いい反応がありました。
経営者の方は、悩みを打ち明ける人がまわりにいない場合があります。
部下との関係が、お金で雇っているだけの関係に終わると、
経営者は心を開けないのです。
つまり、ひきこもりというのはかつての私のように、
外に出られないひきこもりと、経営者のように外に出ていても
自分の中に閉じこもるひきこもりがあるのです。
私は、身をもってそれを感じました。
どちらにしても、自分の価値観が誰にも認められない状況を
ひきこもりと言うのだと思います。
ひきこもっている状態ですと、相手の話も全部シャットアウトしますし、
自分の価値観しか認められなくなります。だから心には何も入ってこないし、
その価値観を溶かさない限り、自由自在にはなれません。
価値観を握れば握るほど、重くなるから苦しくなり、沈んでしまうのです。
でも、握りしめた価値観を外せば軽くなりますから、
物理の法則で言えば、軽くなって上昇することで心も軽くなります。
私は今、それをカウンセリングという形で表現して、
相談者が自分の中から、本当の自分を引き出すお手伝いをしています。
●YSカウンセリングを受けると、相談者にはどんな変化が生まれますか?
自分のことを自分で表現できるようになります。
さらには、自分のことが認められるようになりますから、
相手の変化を認められるようにもなります。
別の角度で言えば、自分でやりたいことを発見して、
どんどん率先して自発的に、能動的に動けるようになるのです。
YSカウンセリングをやっていて驚くのは、私は会社経験が全くないにも
かかわらず「あなたが一番わかってくれました」と言われることです。
一般的には仕事に関して経験があったほうがいいと言われますが、
ことカウンセリングに関しては、経験があればあるほど相手の話が
透明に聞こえなくなる傾向があります。
実は、相談者がどう思うかが全てなので、カウンセラーが
どう思っているのかは、全く関係ありません。
相手の話を鏡のように返していくと、相談者ご本人が
自ら気づいていかれるので、何も力が要らないのです。
カウンセラーの側に、変に知識があった場合、
アドバイスしたくなってしまうかも知れません。
しかし、それは全くいらないのです。
最終的には、アドバイスでは解決できないということを、
色々な方を通して気づかされました。
また、私自身もそれをひきこもり経験から学びました。
悩んでいる本人が一番、色々と知っているはずだからです。
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*第5回「真我を引き出すコミュニケーション」へつづく
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